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タイ王国伝統セラピー協会・東京校

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タイマッサージについて

タイマッサージの歴史

タイマッサージは紀元前300年からの歴史があり、その証となるマッサージのルーツが刻まれた石碑がラームカムヘーン王時代(スコータイ時代・1279-1299年)に見つかっています。タイマッサージは貴重な伝統医学として歴史的な書物に記され、タイ王室にも古くから親しまれ、中でもナラーイ王時代(アユタヤ時代・1654-1688年)に栄えました。ラッタナコーシン時代に入りラーマ4世(1851-1868年)がマッサージに関する書を元に、王室医学書を作り上げ、現在に受け継がれている「ラーチャサムナック(王室マッサージ)」を確立しました。タイマッサージはこの「ラーチャサムナック(王室マッサージ)」とナラーイ王時代以降民衆へも広がっていった「チャルーイサック(民衆のマッサージ)」の2つに派生していきました。

タイマッサージの効能は、筋肉の疲労・痛みを和らげるだけでなく、「セン」と呼ばれる身体の中をめぐるエネルギーラインをほぐす事によって人間が持つ自然治癒能力・免疫力を高める効果があるとされています。
また、タイマッサージはマッサージをする人がマッサージを受ける人に直接触れるため体だけでなく心にも作用し、ストレス解消やリラクゼーション効果にも有効です。




「ラーチャサムナック」と「チャルーイサック」

--- タイ・マッサージのふたつの潮流 ---

「ラーチャサムナック」は王室と貴族に対して行われるマッサージです。厳密かつ繊細なマッサージ法であり、最上の礼儀作法と正確なマッサージが要求されます。「ラーチャサムナック」の訓練とマッサージの方法は非常に独特なものです。

「チャルーイサック」は一般民衆のマッサージです。地域の文化として伝承と訓練が行われてきました。民衆の生活の中ではお互いにマッサージをし合う習慣があり、タイ社会の中で広く知られています。



マッサージ師は、仕事の前には必ず、教えてくれた先生への敬意と感謝の意味をこめ
て、例えそこにいなくとも先生を思いながら手をあわせ合掌(ワイ・クルー)をします。次にマッサージを受ける人に対しても、前もって失礼を謝る意味で、合掌やお辞儀をします。どちらの方式のマッサージも病気の治療、痛みの緩和を目的とするという点では似ています。


「ラーチャサムナック」と「チャルーイサック」の主な相違点

1. 「ラーチャサムナック」では、マッサージ師のきちんとした礼儀作法が要求されます。受ける人に近づくために、ひざで立ってにじり寄っていくのです。マッサージ中は吐く息が受ける人にかからないように、あごを下げてはいけません。あごを上げることも失礼な態度なので、してはいけません。
「チャルーイサック」では、上記のような細かい規定はありません。マッサージをする人、受ける人が入れ替わってお互いにマッサージをする所に特徴があります。

2. 「ラーチャサムナック」では、足の甲からは始めないで、まず背中から上部に向かってマッサージをします。「チャルーイサック」では足の甲からマッサージを始めます。

3. 「ラーチャサムナック」では、親指と他の指先、掌など手だけを使ってマッサージをします。体重が親指にかかるように、必ず腕を真っ直ぐ伸ばして押します。掌で円く描くように押す技法はありません。「チャルーイサック」では腕を伸ばすか曲げるかなどに細かい規定はありません。

4. 「ラーチャサムナック」では、マッサージを受ける姿勢に座位、あお向け、横臥がありますが、「チャルーイサック」ではこれに加えてうつぶせの姿勢もあります。

5. 「ラーチャサムナック」では、関節や背や他の部位を曲げたりひねったりする技法がなく、ひざやかかと、ひじを使ってマッサージすることがありません。「チャルーイサック」では前述の技法があります。また、マッサージ師2人が助け合って同時に1人をマッサージすることもあります。

6. 「ラーチャサムナック」では、血液循環の促進と神経の働きの向上によって身体の器官と筋肉の内部深くへの効果が求められます。そのためマッサージ師には人体に関する深い実践的な知識が必要になります。
「チャルーイサック」では、身体のツボを押すこと、もみほぐすことによる直接的、即時的なマッサージの効果が求められます。人体に関する知識がないままマッサージを行えば、脱臼や内出血、毛細血管破裂などを起こす危険性があり、知識が必要なことに変わりはありません。

当スクールでは「チャルーイサック」のマッサージ法を指導しています。



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